熟年離婚

熟年離婚とは?

一般的に結婚生活20年以上の夫婦の離婚のことをいいます

一般的に結婚生活20年以上の夫婦の離婚のことをいいます

熟年離婚は一般的に、結婚生活20年以上の夫婦の離婚のことを言います。

熟年離婚は1990年代から急増し、現在も増加傾向にあるとされています。

価値観のずれや性格の不一致など熟年離婚の原因は様々で、夫の定年退職を機に妻の方から切り出すことが多いのですが、結婚生活が長いがゆえに財産分与などでトラブルに発生するケースが多いので、ご検討中の方は行動を起こす前に一度、大阪・高槻市の高槻総合法律事務所へご相談いただくことをおすすめします。

主な熟年離婚の原因
  • 価値観のずれ
  • 性格の不一致
  • 舅・姑とのトラブル
  • これまで仕事中心で、家庭を顧みなかった夫に愛想を尽かした
  • 共通の会話もない夫が定年退職したのを機に、新しい人生を始めたい
  • 子育ても終わり、今後は自分のために人生を送りたい

など

熟年離婚のポイント

財産分与の問題

財産分与とは、これまで夫婦で築いてきた財産を分け合うことです。

結婚生活20年以上の夫婦となると、それなりに財産を築いているため、これが原因で深刻なトラブルに発展するケースも少なくありません。

特にトラブルになりやすいのが退職金の扱いです。最近では財産分与の話し合いで1/2の割合を請求する専業主婦も増えていて、退職金でも同様の割合を請求し調停で認められることが多くなっています。

負債の問題

財産分与では退職金だけでなく、負債の扱いにも注意しなければいけません。
負債も財産分与の対象となります。

そのため、夫婦共有の負債なのか、それともいずれか一方が負うべき負債なのかを明確にしたうえで、財産分与しなければいけません。

年金分割の問題

年金分割の問題

夫がサラリーマンで、妻が専業主婦だった場合、年金は夫・妻それぞれの名義の「国民年金」と、夫名義の「厚生年金」を受け取ることができます。

しかし、離婚すると妻は国民年金しか受け取れないため、夫が受け取れる金額と比べて大きな差が生じてしまいます。

結婚生活中、夫が年金保険料を納めることができたのは、妻の協力があったからという考えから、夫と妻が受け取れる金額の不公平感を是正するために「離婚時の年金分割制度」というものがあり、婚姻期間に応じて専業主婦だった妻も最大1/2まで年金を受け取ることが可能です。

離婚後の生活を考えた時、ご自身がどのくらい年金を受け取れるのか確認しておくことが大事です。

また、年金分割は離婚した日の翌日から2年以内に、年金事務所へ請求しなければならず、離婚するだけでは受け取ることはできません。

離婚後の生活の相談や、各種手続きを滞りなく進めるためにも、離婚問題の経験豊富な弁護士に相談されることをおすすめします。

「別れたい」と思って行動を起こす前に

まずは一度弁護士にご相談ください

財産分与により財産や年金の半分を受け取ることが可能とはいえ、熟年離婚によって以前よりも厳しい経済状況に陥る可能性もあります。

ご自宅の固定資産税や修繕費、また離婚する年齢によっては年金保険料も支払わなければいけないことがあります。

専業主婦の方が離婚する場合、離婚後に就職するとしても安定した収入が得られる職業に就けるとは限らず、老後の人生設計に狂いが生じてしまう場合もあるでしょう。

このように、熟年離婚では離婚後の生活設計についてよく考え、入念に準備する必要があります。

「別れたい」と思って行動を起こしてしまった後では遅いこともありますので、その前にまずは一度弁護士にご相談ください。
離婚するべきかどうかも含めて、色々お話しさせていただきます。

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